ぶどう作りにチャレンジしている中学生です。
今回はぶどうの摘粒(てきりゅう)について、目的・やり方・使う道具などを説明します。
ぶどう作りは今年で3年目になりました。
今年もぶどう農家のきよじいに教わりながら、美味しいぶどうを育てています。
今回はぶどうの摘粒作業について説明しようと思います。
ぶどうの摘粒(てきりゅう)について
ぶどうの果粒が大きくなってくると、果粒が混み合ってきてしまって粒同士の成長を妨げてしまいます。
それを防ぐために行う作業を摘粒(てきりゅう)と言います。
その他にも、成長の悪い小さな果粒を間引き、ぶどうの形を作るためにも行います。
ぶどうの果粒を一つ一つ間引いていく根気のいる作業です。
摘粒の目的
- ぶどうの果粒を間引いて、粒同士がぶつかり成長を妨げたり潰れてしまうのを防ぎます。
- 成長の悪い小さな果粒を取り除くため。
- ぶどうの形を作るための行う。(逆三角形のシルエットを作る)
摘粒(てきりゅう)のやり方
一房ずつぶどうの果粒を摘粒(間引く)していきます。
ぶどうの品種によって残す粒数は違います。
摘粒する時のハサミを使って、成長の悪い小さな果粒や必要ない粒を切っていきます。
極端に上や下を向いていたり、房の中の奥の果粒を落とします。
ぶどうの綺麗な逆三角形のシルエットになるように、成長するぶどうを想像しながら作業するんですが、この摘粒にセンスが出るので大切な工程になるんですよ。
いつも次男がブログで更新してる【藤稔】の摘粒(てきりゅう)をやりました
ぶどう作業の中で摘粒が一番好きです
成長するぶどうの形を想像しながら粒を抜いていく作業はクリエイター向きだと思いますキレイなシルエットのぶどうにするためには大切な工程 pic.twitter.com/7YNJra4uwS
— ran.K@私の毎日の楽しみ方 (@ran_cosme) 2019年6月17日
摘粒(てきりゅう)に使う道具
ハサミに目盛りがついているから、軸長をおおよそ測ることができるので便利なんです。
大切なぶどうに傷をつけないように、ハサミの先が細くなっていて房の奥まで入れて摘粒することができます。
ぶどうの摘粒ビフォーアフターの写真
写真左側:摘粒前のぶどう(房の中が果粒でギューギューになっている)
写真右側:摘粒後のぶどう(ふさの中が摘粒をしてスッキリなっている)
まとめ
ぶどう作りは一つ一つの房に、たくさんの工程を行なっていきます。
そのなかでも肝心なのが、この摘粒作業なんです。
その理由は先に説明したように、最終的なぶどうの逆三角形のシルエットをこの段階で作ることになるからです。
摘粒にセンスが必要だと言われるのはこのためですね。
ぶどう作りが3年目の僕でもだいぶわかるようになってきました。
ぶどうが大きくなるのを想像しながら、経験を生かして摘粒をしていくと、美しいシルエットのぶどうに成長します。
この摘粒をしなければ、お店で売っている逆三角形のぶどうの形にはならないことがわかりましたか?